提供 八芳園
24日まで日本を訪問したアメリカのバイデン大統領。両国の親睦を深める夕食会で、「信州サーモン」が提供されました。大統領をもてなした信州の食材には、日米の食文化を通じた交流の歴史もありました。
23日行われたバイデン大統領と岸田首相の夕食会。日本庭園などを眺めながら裕子夫人のたてたお茶を楽しんだ後、夕食を共にしました。
その夕食会で提供されたのが信州を代表する養殖魚「信州サーモン」です。
会場となった八芳園の担当者:
「『サーモンを提供してほしい』と依頼され、『国産で良質なサーモンを』とシェフが選びました」
サーモンが好物というバイデン大統領。
今回、長野県内から納品されたサーモンのムニエルが提供されました。これについて、安曇野市の業者は感慨深げにこう話しました。
マルト水産・徳竹豊社長:
「大変ありがたいこと。アメリカにはニジマスのムニエルを食べる食文化があり、その技術も使って信州サーモンが作られた。そう考えると、今回のメニュー自体が、日米の友好を意味していると思いました」
ロシアによるウクライナ侵攻の影響でサーモンの価格が上昇し、代替品として注目される「信州サーモン」。
大統領をもてなしたことで業者への問い合わせも急増していますが、コロナ禍の減産もあり急な対応は難しいとしています。
長野放送[/MARKOVE]