氏子を乗せ、ボートに曳行されて諏訪湖を渡る初島神社の一之柱
行政や商業・観光団体でつくる長野県諏訪市御柱祭誘客促進協議会(会長・金子ゆかり諏訪市長)は22日、諏訪湖に浮かぶ初島に建立されている初島神社の御柱祭を行った。初島神社奉賛会や市観光課、市観光協会、諏訪商工会議所、諏訪湖温泉旅館組合などから約100人が参加。一之柱を曳行し、湖岸から約250メートル離れた初島に建立した。
2016年の前回の同社御柱祭では観光客や宿泊客約100人も曳行に参加したが、今回は新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小し、氏子と関係者のみで行った。
御柱は手長神社の前島正宮司による神事の後、間欠泉センターから湖畔を曳行。波打ち際やジョギングロードなどを進み、八重垣姫像前から、氏子10人を乗せ諏訪湖に入った。御柱は氏子を乗せたままボートに曳行されて初島に上陸し、建て御柱をした。
建て御柱に先駆けて、前年度の諏訪中学校3年生5人が、地元の大工や板金業者の協力の下に制作した「賽銭箱」の設置セレモニーがあった。あいさつした金子市長は「今後、初島にベンチなども設置して、初島への上陸をアクティビティ化して観光振興につなげたい」と話した。
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