信州学生協会代表清算人・鎌原昭治さん(右) 14日
14日、長野県内出身学生のために都内で寮を運営していた団体が、寮の閉鎖後に残った財産5億円余りを県に寄付しました。県はこれを基に奨学金制度を創設します。
寄付をしたのは東京・小金井市で「信濃寮」を運営していた信州学生協会の関係者です。
信濃寮は1922年(大正11年)から100年近くにわたり、首都圏で学ぶ県内出身学生の生活を支えてきましたた。
しかし、建物の老朽化と学生の減少に伴う経営難で去年3月、閉館しました。
およそ800坪の土地を売却するなどして残った財産5億2800万円を「県内出身学生のために役立ててほしい」と県に寄付しました。
信州学生協会代表清算人・鎌原昭治さん:
「学生たちが外へ出ていって学びたいという気持ちを応援する」
県は今回の寄付をもとに県外に進学する学生への「奨学金制度」を設け、来年4月には運用を始めたい考えです。
長野放送[/MARKOVE]