「むさしや」の「特製生タレ羊肉ロース」
長野市信州新町と言えば、ジンギスカンの街。この程、全国で市販されている「味付ジンギスカン」のコンテストで、信州新町の食肉卸「むさしや」の商品が部門賞に選ばれました。
長野市信州新町の名物と言えば…
(記者リポート)
「道の駅の販売コーナーにも、ずらっとジンギスカンがありますね。そして奥にもありました、定番の『むさしや』のジンギスカンも置かれています」
ラムやマトンを特製のたれに漬け込んで食べるジンギスカン。信州新町はめん羊の飼育が盛んだったことなどから、昔から食べられてきました。
その中で「むさしや」のジンギスカンはスーパーなどで購入でき、気軽に味わえる商品として支持を得ています。
購入した人:
「スーパーで買ってきてよく食べます。味が違うね」
そのむさしやが、先日、コンテストで高い評価を得ました。
むさしや・大久保公雄社長:
「『味付ジンギスカングランプリ』で『オージー・ラム賞』をいただきました」
初めて開かれた「味付ジンギスカングランプリ」。商品をPRし、羊肉の消費拡大につなげようと、オーストラリア産羊肉の生産者団体が主催したものです。
北海道などから70商品がエントリーし、オーストラリア大使館の参事官などが実食審査。その結果、むさしやの「特製生タレ羊肉ロース」が、総合的に優秀な商品を
表彰する上から3番目の「オージー・ラム賞」を受賞しました。ショウガやニンニク、しょうゆをベースにした「生タレ」にこだわった商品です。
ただ審査では味だけでなく、ジンギスカン文化を発信している点も評価されたということです。
むさしや・大久保公雄社長:
「賞をいただけると思わずにエントリーしたので、連絡いただいた時はびっくりした。喜びもそうですけど、責任感というか、大きな賞をいただいたので、おいしいと言ってもらえる商品を作っていかなければいけない」
これを機に広く売り出したいところですが…
むさしや・大久保公雄社長:
「ちょうど賞をいただいた時なんですけど、原料がオーストラリアから日本に来ない」
実は、賞を獲得した「特製生タレ羊肉ロース」は、新型コロナの影響で船便がストップし、原料のロース肉が入荷しないため、今年3月から販売できていません。現時点の再開は8月以降になる見通しです。
むさしや・大久保公雄社長:
「原料が来たらすぐに製造を再開して、皆さんにお届けしたい」
長野放送[/MARKOVE]