富士見町と原村のパンをテーブルに並べ、「八ケ岳ベーカリーマップ」を手にする地域おこし協力隊(右から柏崎さん、村澤さん、水飼さん)
長野県富士見町と原村、山梨県北杜市で活動する地域おこし協力隊の7人が、八ケ岳西南麓のパン店を特集するマップを作った。3市町村・計40店の位置をオリジナルの広域地図で示すほか、約半数の店舗は各店のおすすめパンや、店主のこだわりを記事と写真で紹介している。「魅力的なベーカリーがたくさん。マップを手に八ケ岳エリアの周遊を楽しんで」と話している。
両町村のパン店は、原村の隊員村澤有美さんと柏崎奈津子さん、富士見町の隊員水飼啓子さんがチームを組んで取材を進めた。写真家の水飼さんが撮影を、柏崎さんが執筆を手掛けるなどそれぞれ得意分野を生かし、前職がデザイナーの村澤さんがマップのイラストを担当した。
両面カラー印刷で、折り畳むとA5判、広げるとA2サイズになる。特集では各店のパンが充実している時間帯や隊員の”推しパン”も。「合わせて買いたい」として、ドリンク類の持ち帰りに対応するカフェも紹介する。広域地図には3市町村の桜名所、星空や縄文、観光スポットも載せている。
「まきを使って石窯で焼いたり地元素材にこだわったりと、このエリアには魅力的なパン屋が多く、個性や丁寧な仕事が光る」と3人。3市町村の隊員は日頃から交流や情報交換をしており、今回の連携を企画。活動費で約1万2000部を作った。
掲載店や3市町村の観光案内所、八ケ岳自然文化園、富士見森のオフィスなどに置いている。
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