親子で夢新聞を制作した南小6年生
長野県辰野町の南小学校で24日、自身の思い描く夢の達成をイメージして記事を書く「夢新聞」制作ワークショップ(WS)が開かれた。6年生22人と保護者が参加。児童たちは自分自身を見詰め直し、それぞれが描く未来を新聞で形にした。
夢新聞の取り組みは一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズ(同町)が開発したプログラム。将来の夢や目標を記事にまとめることで自己肯定感を高め、共創、協働する仲間の大切さを実感してもらう狙い。
WSは「親子の絆」を裏テーマに開き、同法人の米澤晋也代表理事らスタッフ5人が講師を務めた。児童は、題字が入ったA3判の紙に自分の夢が実現した想定で記事を執筆。写真の代わりにイラストを添えた。保護者は夢見るわが子へ贈る応援メッセージを紙面に書き込んだ。
WSの最後には、児童がこれまでの人生を振り返って親に伝えたい感謝の気持ちを手紙にしたためて保護者に手渡すサプライズもあった。
米澤代表理事は「夢は多くの人の支えがあってかなえられる。だからこそ保護者の応援は大切」とし、「今この時の気持ちをずっと忘れずにいれば、それが未来を紡ぐ力になる」と呼び掛けていた。
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