福升に「福寿」の文字を入れる宮坂宥洪住職
長野県岡谷市成田町の成田山蓮華不動院(宮坂宥洪住職)で28日、30日に開く節分祭に向けた福升作りが行われた。事前に福豆まきを申し込んだ厄年の男女や年男年女らの多幸を願い、宮坂住職が一つ一つ丁寧に「福寿」の文字を揮毫した。
同院の節分祭では、本堂の両側に設けた特設舞台から豆まきを行うのが恒例。福豆の小袋には福銭や景品が当たる番号札入りのものもあり、毎年多くの参詣者でにぎわう。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一般の参詣者に向けた豆まきは取りやめ、豆を5粒ずつ入れた小袋5000個を用意して無料配布する。
この日は、初不動の護摩祈祷を行った後、寺関係者らが参詣者に渡す福升やだるま、お札などの準備を整えた。宮坂住職は「皆さんに厄をしっかり払ってもらい、1年間心安らかに過ごしてほしい」と話していた。
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