諏訪事務所に届いた花を見上げ、喜びを分かち合う後援会役員と事務所スタッフ
待ちに待った初入閣だ―。後藤茂之衆院議員(65)=諏訪市=が4日、岸田文雄内閣で厚生労働大臣に就任した。長野県の諏訪地域では小川平二が文部大臣に就いた1981年以来40年ぶりの大臣輩出。諏訪市上川の諏訪事務所には祝福のメッセージや花が続々と集まり、大臣誕生の喜びに沸き返った。
事務所には午後5時までに3~4本立ちの胡蝶蘭が13鉢届いた。祝福のメッセージが個人や企業から相次ぎ、祝電や花を贈りたいという申し出も終日続いた。スタッフは「後藤先生 入閣おめでとうございます」と書いたメッセージを事務所に張り出し、訪れる支援者たちと喜びを分かち合っていた。
事務所を訪れた支援者の男性(80)は「苦難の道を歩いたが、一番希望していた厚労相で初入閣。念願がかなったね」と祝福し、「政治家としての信条は初挑戦の時から変わらない。今まで通り頑張ってほしい」と期待した。
後援会の渡辺芳紀連合後援会長(79)=諏訪市=は「入閣をずっと待っていた。まずは新型コロナ対策で経済を立て直してほしい」と力を込めた。2度目の選挙から携わる里見貞幸事務局長(81)=諏訪市=も「やっとという思い。地域にかけがえのない政治家となり、長年の苦労が報われた」と目を細めた。大臣就任は支持拡大の”追い風”になるが、「浮かれているととんでもないことになる。地元がしっかり支えていかなければ」と気を引き締めた。
自民党を半世紀以上支えてきた同党茅野支部長の宮坂孝雄さん(76)=茅野市=は「待ちに待った初入閣おめでとうございます。厚労相は重責。健康に気を付けて頑張って」と激励。17、18年前から秘書を務める三沢泰敏さん(60)=諏訪市=は「本人が希望する厚労相に抜てきされた。感無量です」と語り、支持者の言葉に感謝していた。
諏訪事務所によると、新型コロナの状況や衆院選があることを考慮し、大臣就任の祝賀会は今のところ予定していないという。
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