長野放送
2025年をめどに八十二銀行と合併することが発表された長野銀行で3日、来年4月に入行する学生の内定式が行われました。西沢仁志頭取は「より多くの仲間と、チャレンジを」と呼びかけ、学生も前向きに捉えていました。
内定通知書を受け取ったのは、来年4月に長野銀行(本店:松本市)に入行予定の学生です。3日、20人が集まり、内定式が行われました。
西沢頭取はあいさつの冒頭で…
長野銀行・西沢仁志頭取:
「ご心配されているかもしれませんので、八十二銀行との経営統合についてまずお話しします」
先週、長野銀行と八十二銀行は経営統合を発表。来年6月に完全子会社化され、2025年の合併を目指します。現時点で人員削減は考えず、店舗の統廃合などを検討していくとしています。
内定式で西沢頭取は経営統合の理由について「人口減少やコロナ禍からの回復など、地域の期待にしっかり応えるため」などと説明しました。
長野銀行・西沢仁志頭取:
「お互いが培ってきた企業文化を尊重しながら刺激し合うことで、時代の変化に対応できる企業風土への変革を図っていきます。皆さんにとってはより多くの仲間と、より広い領域にチャレンジできることになります」
内定者も前向きに捉えています。
長野銀行内定者:
「地域経済に発展するための仕事と言っていただきましたので、そこに向けて頑張りたい」
「誠実な気持ちでお客さまに向き合って、地域のお客さまに愛される人材になれていけたら」
一方、日銀松本支店の山本格支店長は3日の会見で「銀行の経営統合の動きは長きにわたって地域経済を支えていくという観点からも大きな意味合いがある。地域を支える動きが各金融機関に出てくることを期待する」と話しました。
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