浅間山 22日午後5時ころ
気象庁は23日午後3時半、浅間山の噴火警戒レベルを1から「2」(火口周辺規制)に引き上げました。山頂火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。
気象庁によりますと、浅間山では3月15日頃から山林の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が認められています。また、21日以降、山体浅部を震源とする火山性地震が増加し、21日は39回、22日は60回、23日午後3時までは57回(速報値)確認されています。
浅間山の方向 23日午後3時半ころ
浅間山では、火山活動が高まっており、今後、山頂火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があることから、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1から「2」(火口周辺規制)に引き上げました。
気象庁は山頂火口から概ね2kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒を呼び掛けています。また、地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼び掛けています。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してほしいとしています。
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