野鳥観察をする参加者ら
長野県岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥を観察する「塩嶺小鳥バス」が1日朝、今年の運行を開始した。生き生きとしている鳥の姿がよく見られる繁殖期に合わせて1954年から行われ、今年で69回目。市内を中心に県内から24人が参加し、野鳥の魅力に触れた。
参加者は日本野鳥の会諏訪支部役員による絵本や図鑑、標本を使った鳥の解説を受けながら、鳥のさえずりを聞き分けたり、双眼鏡や望遠鏡を使って野鳥を見たり。望遠鏡を持参し、父親と弟と参加した児童(10)=松本市=は「初めて参加した。いろんな鳥を見られて良かった」と興奮気味に話した。父親によると、朝都君の鳥好きが高じて親子で野鳥の会に所属するようになったという。
林正敏前支部長は「野鳥観察の楽しさ、面白さを知ってもらうことは野鳥保護にもつながると思うし、小鳥バスを継続的に行うことは地域の文化として育っていくのでは」と話していた。
今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月のみの実施で事前予約制(先着25人)。毎週日曜日に行う。申し込み、問い合わせは市商業観光課(電話0266・23・4811)へ。
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