5日ぶりに諏訪湖に張った氷を持つ八剱神社の氏子総代
諏訪湖面に張った氷がせり上がる御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(長野県諏訪市小和田)が行っている湖面の状況観察で、18日は5日ぶりに湖岸付近で氷を確認した。宮坂清宮司は「湖面が凍る条件が整いつつある。御神渡りへの第一歩」と期待を膨らませた。
観察が始まった6日から13日までは気温の低い日が続いた。氷が張る日も多く、12日には沖合20メートルまで薄氷が観察場所の周辺を覆った。しかし14日の気温上昇と雨の影響などで氷が解け、以降は波立つ日が続いた。
18日に凍ったのは岸際20センチほど。厚さは7ミリ程度の薄氷で範囲もわずかだが、久しぶりの湖面に張った氷を見て、総代には笑顔が見られた。同神社によると、午前6時30分の気温は氷点下2.6度で前日とほぼ変わらず、水温は前日より1.5度低い3.3度だった。
宮坂宮司は「水温が徐々に下がってきている。大寒過ぎに来るという寒波に期待しながら、笑って春を迎えたい」と話した。
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