長野市 荻原健司市長(定例会見 1月12日)
長野市の公園廃止問題です。先日、住民有志らが存続などを求める署名を荻原健司市長に提出しました。市長は12日の定例会見で「廃止は変わっていない」とした上で、区長会への説明の場を調整していることを明らかにしました。
青木島遊園地(長野市)
「子どもの声がうるさい」という近隣住民からの苦情をきっかけに長野市は青木島遊園地を2023年3月で廃止することを決めました。
署名活動(長野市 12月24日)
「子どもを犠牲にしてほしくない」と住民有志らでつくる「青木島遊園地を考える会」は存続などを求め、これまで市内各地で署名活動を行い、4574筆を集め、1月6日、荻原市長に提出しました。
青木島遊園地(長野市)
荻原市長は12日の定例会見で「廃止は変わっていない」とした上で、区長会への説明の場を調整していると述べました。
長野市・荻原健司市長:
「(Q.署名を受けて区長会への説明はするのか)調整はしているが、具体的にいつということは調整しきれていない」
「(Q. 住民への説明は)改めて住民に説明が必要であるならば説明に上がりたいが、そこも含めて区長会と調整している」
今後は、区長会への説明や対話を行い、住民への説明が必要な場合、改めて場を設けるとしています。
一方、考える会は署名活動を1月末まで行い、改めて市長に提出することにしています。
青木島遊園地を巡る経過
青木島遊園地は地域の要望で2004年に市が開設しましたが、まもなく1軒の住民から「子どもの声がうるさい」などと苦情が寄せられるようになりました。
その後、市も遊具の移設や出入り口の位置を変えるなど対策してきましたが解決しませんでした。
2022年1月に地元区長会の要望もあったことから、市は2023年3月での廃止を決めました。
また、この場所の借地で税金を払い続けなければいけないことも理由の一つにしています。
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