長野放送
12日の長野県内は気温が上がり、季節外れの暖かさとなりました。こうした中、長野市戸隠では日本酒とそばを雪の中に埋めて熟成させる作業が行われました。
戸隠神社中社に運び込まれる日本酒3000本。戸隠産の玄そば800キロとともに、雪の中に埋めていきます。
商工関係者らは毎年この時期に埋め、春に「戸隠山雪中酒」、「雪がくしそば」として売り出しています。
雪の中は温度と湿度の変化が少なくゆっくりと熟成が進み、日本酒はまろやかな味に、玄そばは甘みが増すということです。年末からの雪もあり例年と同じ時期に作業ができました。
戸隠雪中酒販売組合・渡辺忠茂代表:
「戸隠へ足を運んでいただいて杉並木や神社を眺めた後、そばを肴(さかな)にゆっくり飲んで食べていただきたい」
12日は日中、気温が上がりました。最高気温は各地で3月並みとなり季節外れの暖かさに。
参拝客も…
参拝者:
「暖かいですね。1月の寒さではないと思う。もうちょっと薄着でも大丈夫な感じ」
13日はさらに気温が上がる見込みです。雪の中で熟成される日本酒とそば。4月中旬に掘り出すということです。
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