明け方の諏訪湖畔で観察の結果を記録する八剱神社の氏子総代ら
長野県内は11日、晴れて放射冷却現象の影響を受け、各地で今季一番の冷え込みとなった。長野地方気象台によると、諏訪の最低気温は氷点下7.7度となり、平年を2.4度下回った。諏訪湖の一部には薄氷が張った。
諏訪湖の御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市)によると、同日午前6時30分現在の舟渡川河口付近の気温は氷点下8度、水温が2度。氷は厚さ1.5ミリ程度だった。
宮坂清宮司は「昨日の風と日中の気温で氷がなくなってしまった。自然は刻々と変わる。大寒に向けて氷が厚くなっていけば」と期待を寄せた。
同気象台によると、12日も高気圧に覆われ、諏訪の最低気温は氷点下6度の予想。その後は次第に寒さが緩み、週末は最低・最高気温ともに高くなる見通しだ。
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