改修を終え、日本陸連第3種公認となった市運動公園陸上競技場
長野県の茅野市は2日、市運動公園陸上競技場が日本陸上競技連盟の第3種公認競技場として更新が認められたと発表した。必要な改修を終えて検定を受け、11月30日付けで承認された。公認更新に必要な改修工事が予算不足のためできず、昨年11月末に公認期間が終了した後、1年間の検定猶予を認めてもらっていた。公認期間は昨年12月1日にさかのぼり、そこから2026年まで。猶予期間中の記録は公式記録として認められる。
同競技場は諏訪地方唯一の全天候走路だが、11月末までに検定を受けなければ公認が取り消されるところだった。市は市スポーツ協会、市陸上競技協会、諏訪陸上競技協会から公認の継続を求める要望を受けたほか、陸協や企業からの寄付、クラウドファンディングで予算確保の見通しがついたため今春、関連工事の一部に一般財源を充てるなどして更新に向けた改修を行う方針を決めた。工事費は約5000万円。日本スポーツ振興センターからも助成を受けた。
施設改修は9月20日から行った。トラックの100メートル直線レーンや400メートルの第1レーンなどを全面改修し、残るレーンや投てきエリアなどを必要に応じて修復した上で表面塗装した。
11月27日に検定を受けた。1年間さかのぼっての公認となるため、次回の公認検定は4年後となる。
会見で今井敦市長は「懸案となっていたが、おかげさまで公認更新ができた」と語った。一般利用は3日から。
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