本番に向け、音色に磨きをかける諏訪交響楽団の団員たち
諏訪交響楽団(丸茂洋一理事長)は4日、第170回定期演奏会を岡谷市のカノラホールで開く。ベートーベンの交響曲第6番「田園」、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の第1幕への前奏曲など、節目の回にふさわしい大曲を披露する。
全2部構成。第1部では、田舎ののどかな農村風景を描写したベートーヴェンの「田園」を披露する。同楽団は1925年に設立。「田園」は30年以上演奏してこなかったが、節目の年に向けて原点に立ち返ろうと選んだ。
第2部ではロシアの作曲家スクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」も演奏。4管編成の大オーケストラで、神秘的な和音を響かせる。
楽団事務局は「スクリャービンは一般的にプロ、アマ問わず披露される機会が少ない曲。諏訪響らしい響きをぜひ聴いてほしい」と話している。指揮は濱一さん。
午後1時開場、同2時開演。入場料は一般1000円、高校生以下500円。問い合わせは同楽団事務局の小口さん(電話090・8723・0513)へ。
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