長野放送
伝統の祭りです。長野市の桐原牧神社で8日、「わら駒祭り」が行われました。今年も「わら馬」が当たるくじ引きは中止されましたが、2年ぶりに住宅街を練り歩く「巡幸祭」は復活しました。
体長2メートルの「わら駒」が街を練り歩きます。「コロナ退散」などと書かれた紙も貼られています。毎年3月8日に行われる長野市の桐原牧神社の「わら駒祭り」。平安時代、朝廷に馬を献上する場所だったことから始まり、200年以上の歴史があるとされています。新型コロナの影響で「わら駒」が街を練り歩くのは2年ぶりです。
住民:
「見られてよかったね、お馬さん」
神社に着くと、「わら駒」を奉納し、病魔退散や五穀豊穣、子孫繁栄を祈願しました。
さて、これまでの祭りで人気だったのは、「わら駒」が当たるくじ引き。例年500人以上が訪れていましたが、密を避けるため今年も中止しました。
ただ、今年も地元の保存会が280体を用意。支援者に配ったほか、神社で販売も行いました。
購入した人:
「無病息災、家内安全を祈った」
「(今まで)抽選だと当たらなかった。やっとここで(買えて)ご利益ある」
桐原牧神社・小林一己専任氏子総代:
「(くじ引きは)この神社で客があふれるということになるので、危険だろうとやめたが、来年にはぜひできるように願う」
氏子らは来年は通常通りの祭りに戻ることを期待しています。
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