新酒を手に完成を喜ぶ豊島屋社員たち。豊島屋本社入り口に掲げられた杉玉が新酒の完成を知らせている
清酒「神渡」醸造元・豊島屋(長野県岡谷市)の「神渡 しぼりたて新酒 諏訪乃あらばしり」が完成し、県内限定で19日から販売を始める。2022年酒造年度(22年7月から23年6月)の最初の出荷商品。本社入り口に飾られた直径約1.3メートルの大きな杉玉が、新酒の完成を知らせている。
発売から6年目を迎え、年々受注が増えている県内限定の人気商品。県内産の米を使用し、しらかば錦やひとごこちなど7種を配合。契約農家と出来たてについて感想を交わす中で、米の粒の割れ具合などいい酒ができたという。税込みで720ミリリットル1100円、1800ミリリットル2200円。酒取扱店で販売する。
林慎太郎常務は「香りがよく、しぼりたての荒々しさも残る、この時期ならではの限定商品。販売を県内に絞っているからこそ、信州の幸に合わせたり、お土産にしたりして信州を楽しんでもらいたい」とアピール。「これからいろんな種類の新酒が出来上がってくるので、楽しみにしてもらいたい。期待を裏切らないよう気持ちを込めて造っていきます」と話していた。
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