初公判の法廷 25日
長野県上田市の就労支援施設で利用者に暴行を加えたとして起訴された職員の男の初公判が25日に開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。
上田市の吉田みさき被告(21)は今年7月下旬、勤務先の市内の障害者就労支援施設で、利用者の男性(当時35歳)に対し、他の職員と利用者の2人と共謀して右腹部をパイプ椅子で殴るなどの暴行を加え、男性に全治2週間の怪我を負わせた傷害の罪に問われています。
25日に長野地方裁判所上田支部で開かれた初公判で吉田被告は「協力して暴行を加えたのは事実だが、パイプ椅子での暴行は右腹部ではなくて頭だった」などと起訴内容を一部否認しました。
検察側は、「交際関係にあった利用者の女性の頭を被害者の男性が撫でたことに腹を立てて暴行を加えた」などと動機を指摘しました。
一方、弁護側は「暴行を加えたのは事実だが、右腹部への暴行は加えておらず、共謀者が右腹部を金属のパイプで殴った」などと主張しました。
長野放送[/MARKOVE]