入笠湿原で見頃が続いているエゾリンドウ。青紫色の花が広がっている
長野県富士見町の入笠湿原でエゾリンドウの見頃が続き、青紫の花の群生がハイカーの目を楽しませている。ホソバトリカブトやマツムシソウも咲き誇り、濃淡が異なる青紫色の花々が秋風に揺れている。
入笠湿原近くにある「山彦荘」によると、湿原ではノコンギクやワレモコウ、アキノキリンソウが楽しめ、人気のアケボノソウも盛りは過ぎたものの、場所によってはまだ見られるという。山梨県の女性4人は9日、富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用し、湿原から入笠山登山口の花畑へ。「きょうは秋の花巡り。エゾリンドウもきれいです」と散策を楽しんでいた。
「花の入笠」は終盤に入っており、来月には草紅葉の季節を迎える。山彦荘は「これからは空気が澄んで、遠くの山々の景色が一段と美しくなります」と話している。
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