長野放送
新型コロナウイルスの感染者が急増しています。6日発表は303人、先週の水曜日から倍増し、41日ぶりに300人を上回りました。新たな集団感染は小学校など7件確認されました。
県内で発表された新規感染者は303人。居住地別に松本市49人、長野市44人、上田市26人、塩尻市22人、飯田市21人などとなっています。
新たな集団感染は7件、保育園や小学校、高校などで確認され、子どもの感染が目立っています。
新規感染者は先週水曜日から2倍以上増え、4日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。300人を超えるのは、5月26日以来、41日ぶりです。
感染者の増加について信州大学医学部付属病院感染制御室の金井副室長は、人の活動が活発になり接触が増えた他、2つの要因をあげています。
信州大学医学部付属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「ワクチン接種による効果がだいぶ落ちてきている。あるいは既に感染した人、第6波の初期の頃に感染した人の免疫が落ちていますので、そんなところで感染が広がりやすい状況になっている」
また、オミクロン株の新たな派生型「BA.5」がすでに県内でも流行している可能性があると指摘します。
信州大学医学部付属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「(BA.5は)より感染力が強い、ワクチンを打っていたり、以前に感染した人でも感染しやすい、そういうタイプのウイルス」
金井副室長は、命を守るため重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人は4回目の接種の検討を勧めています。
信州大学医学部付属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「4回目の対象者は基本的に高齢者、基礎疾患のある方、そういった方はしかるべき時期がきたら4回目の接種を早めに検討したほうがいい」
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