境内に設置された茅の輪をくぐり、気持ちを新たにする参列者=諏訪大社上社本宮
1年の折り返しに当たる6月30日、諏訪大社の上社と下社で「夏越の大祓」の神事が行われた。青々としたカヤで仕立てた茅の輪をくぐり、半年間の罪や汚れをはらい、残り半年の無病息災を願った。
長野県諏訪市中洲の上社本宮では、神職と大総代、一般参列者合わせて約200人が集まった。斎庭への入場は神職と大総代に限定し、一般参列者は境内で互いに十分な距離を取りながら神事を見守った。「大祓詞」を唱え、神職や巫女から受け取った形代(人形)を体にこすり、息を3回吹きかけて罪や汚れを移して、神職に託した。
続いて、雷電像前に移動して直径約2メートルの茅の輪を横8の字に3回くぐり、家族や友人とともに無病息災を祈った。辰野町から訪れた保育士の小山幸代さん(42)は「今年は神事に立ち会うことができました。とてもすっきりした気持ち。昨年末からいろいろあったけど、あと半年楽しく過ごせそうです」と笑顔を見せた。
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