長野市・荻原健司市長(保護者説明会 5月13日)
長野市の公園廃止問題です。13日、長野市は保護者説明会を開き、2024年度の2学期をめどに近くの青木島小学校に子どもの新たな遊び場を作る計画を示しました。
■「遊び場」の確保が課題
青木島遊園地(長野市 5月13日撮影)
子どもの声がうるさいなど一部住民の苦情がきっかけで廃止された長野市の「青木島遊園地」。
遊園地はこれまで隣の「児童センター」が利用してきたため、今後の「遊び場」の確保が課題となっています。
長野市・荻原健司市長:
「遊園地の存続を望んでいた皆さんには、その思いがかなわず改めてこの場でお詫びしたいと思います。申し訳ありませんでした」
■代替の遊び場は「小学校」
長野市が示した案(市の資料より作成)
13日、青木島小学校で開かれた保護者説明会。市は遊び場の確保について計画案を示しました。
まず、1、2年生が利用する「児童センター」は2024年度中に青木島小学校内の「子どもプラザ」と統合します。その上で、小学校の老朽化したプールを解体し、新たな「遊び場」を作ります。完成するまでは中庭を開放します。
プールの解体は2023年度から着手し、保護者の送迎用の駐車スペースの整備も進めるとしています。
■保護者から不安の声も
保護者説明会(長野市 5月13日)
保護者は―。
保護者:
「(児童センターが)今も窮屈だっていうところが、また窮屈な状態になるので、これからどうなるのか不安」
保護者:
「これからのびのびと過ごせていけるのかなというのが少し不安」
保護者からは児童センターとプラザが統合することで窮屈になるのではと不安の声が上がっていました。
ただ、市長が3月の時点で小学校移転の方針を示していたためか、説明会の対象は480世帯でしたが、出席したのは54世帯にとどまりました。
■市長「利用者目線の意見とすり合わせ」
説明会後に取材に応じる荻原健司市長(5月13日)
長野市・荻原健司市長:
「今後、利用者目線のご意見を示した案とすり合わせながら改善すべきものは改善していきたい」
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