長野放送
卒業式のマスクについてです。岸田首相は10日「着用しないことを基本としたい」と表明。近く、各教育委員会に通知を出す方針です。児童・学校・保護者は今回の方針をどう感じているのでしょうか。
まもなく卒業シーズン。卒業式は新たな門出を祝う場ですが過去3年、多くの学校で子どもたちはマスクを着けていました。
しかし、今年は…
岸田首相:
「卒業式においては換気など感染対策を講じた上で国歌などの斉唱や合唱のときを除き、児童・生徒と教職員はマスクを着用しないことを基本としたい」
10日、このように述べた岸田首相。近く各教育委員会に通知を出す方針です。ただ、「着脱については無理強いはしない」としています。
長野市の裾花小学校です。現在もマスクを着けて学校生活を送っています。
卒業式を控えた6年生は…
6年生:
「(卒業式のマスクどうする?)マスクは外してやりたい。みんなと一緒に表情を見たくて」
「マスク外したい。ちゃんと最後は顔を見せて卒業したい」
「一生に一度のことだから外して臨みたいです」
多くの児童が卒業式でのマスクなしに賛成の立場。
一方、こんな意見も…
6年生:
「コロナにもかかりやすいから、できれば外したいけど、たぶん(マスクを)して参加する」
学校は…
裾花小学校・宮島卓朗校長:
「(各家庭で)外してほしいという方もいれば、着けた方がいいというご意見としてはもっともなこと。(学校としては)なるべく外して式を行いたいと思っています」
保護者の世代は…
30代:
「6年間とか3年間の成長をステージの上で親は見たいので、マスクがない姿で成長を感じたい」
40代(中3の子ども):
「大声でしゃべるとかでなければ良い。黙っているから外していてもいいんじゃないですか」
長野県・阿部守一知事:
「子どもたちの学びの場は過度な規制にならないようにしたい。さまざまな子どもたちにとって最善の形になるように考える必要がある」
また、政府は学校現場だけでなく3月13日からはマスク着用は屋内・屋外問わず「個人の判断に委ねる」とする指針も発表します。
通勤ラッシュの電車やバスでは着用を推奨します。
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