8000人が出場した2019年の31回大会。定員を半減して3年ぶりに開催する
秋の諏訪湖畔を駆け抜ける諏訪湖マラソン(長野県、諏訪地方6市町村、長野日報社でつくる諏訪圏健康推進協議会主催)が10月23日、3年ぶりに開かれる。新型コロナウイルスの影響を考慮して2年連続で中止してきたが、大会実行委員会は「コロナとの共存生活が続く中で次第にマラソン大会が再開されている」とし、定員を4000人に縮小するなど感染対策を徹底して開催する方針を決めた。7月に出場者の受け付けを開始する。
大会は諏訪湖の浄化と湖周道路の整備、観光振興を目的に1989年から始まり、今年で34回を数える。諏訪湖を一周するハーフマラソン大会で、毎年10月の最終日曜日に開き、全国から8000人のランナーが出場する。ランナーの投票をもとにした全国ランニング大会100撰にも選ばれている。
しかし、2020年は新型コロナの感染拡大防止のため中止となり、個別に湖周を走ってタイムをメールで報告する代替企画を定員500人で行った。21年は感染状況が悪化し、ワクチン接種も始まったことから、地域医療への負担を考えて同年4月下旬に中止を決めた。
今年は定員を4000人に減らし、会場の「密」をできる限り回避して行う。7月11日から県民枠、同19日から一般枠の申し込みをインターネットの専用サイト「RUNNET」で受け付ける。ネット環境がない人向けに同19、20日の消印のみ有効で申込用紙を郵送で受け付ける。ネットと郵送の併用はできない。参加費は7000円。
金子新大会事務局長は「地域の皆さんとともに30回以上積み重ねてきた大会。感染対策を徹底し、定員を縮小することで、開催を望む多くの皆さんの声にお応えしたい。秋の風物詩として定着した諏訪湖マラソンの灯をともし続けたい」と話している。
大会概要と申し込み方法は公式ホームページで閲覧できる。
[/MARKOVE]