小海町と食品メーカー「桃屋」の協定 その訳は?
長野県小海町と桃屋のコラボメニュー「豚キムチ」
相性抜群のタッグです。長野県小海町の「夏白菜」と食品メーカー「桃屋」の商品を多くの人に味わってもらおうと、両者が協定を結びました。連携の一つとして、地元の食堂でコラボメニューが提供されています。
収穫期は夏~秋 全国有数の白菜の産地・南佐久
小海町の「夏白菜」
豚肉と白菜を炒めた「豚キムチ」。香ばしさと色合いが食欲をそそります。豚肉のおいしさを引き立たせているのは、甘い白菜とおなじみの調味料です。
大きく成長した白菜。6月に入り、小海町では「夏白菜」の収穫が本格化しています。冬の野菜というイメージがありますが、一帯では高原の冷涼な気候を生かして夏から秋が収穫期です。白菜の産出額は小海町を含む南佐久地域の市町村が全国の上位を占めていて、小海町は全国6位の13億1千万円です。
2020年の白菜産出額
量だけでなく味も自慢です。昼と夜で15度以上の寒暖差があり、これが白菜を甘くしています。
白菜農家・小池浩二さん:
「寒暖差がある時期に成長しているので、糖分、甘味や新鮮さがのってくるのが特徴。今年は寒さはあったが、比較的きつい霜がなくここまで順調に育っている」
この「夏白菜」に着目した企業があります。「キムチの素」や「ごはんですよ」で知られる食品メーカー「桃屋」です。
課題は夏場の販売促進…目を付けたのが「夏白菜」
小海町と桃屋が連携協定
このほど、小海町の夏白菜と「桃屋」の商品を互いにPRする連携協定を結びました。双方に販売促進のメリットがあり、特に「桃屋」にとっては…
桃屋 営業企画室・笠原勝彦室長:
「『キムチの素』、どうしても秋冬の商品というイメージの方が多い。春から夏にかけてのプロモーションをどう組んでいくのかが私たちの課題。夏に旬の白菜が出るというのが非常に驚き、うまく当社としても活用させていただきたい」
連携の第1弾として、町内の温泉施設「八峰の湯(ヤッホーのゆ)」は、白菜と相性の良い「桃屋」の商品を使ったコラボメニューを食堂で提供しています。
豚キムチにパスタ 食堂でコラボメニュー
イチオシは「豚キムチ」です。豚肉をよく炒めたら、新鮮な白菜を投入。
味付けは「キムチの素」
八峰の湯・新津智也料理長:
「(どのくらい白菜は炒めるのですか?)サッとですね、火は通さないくらい。混ぜたらそのままキムチも入れちゃいます」
味付けは「桃屋」の「キムチの素」のみ。
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