長野放送
諏訪大社の御柱祭は3日、上社の「里曳き」が始まりました。新型コロナウイルスのの感染対策で「山出し」はトレーラーで運びましたが、「里曳き」では人力の曳行が実現し、沿道は氏子の熱気に包まれました。
3日朝8時、最も太い「本宮一」の御柱が茅野市の「御柱屋敷」を出発しました。
(記者リポート)
「人の力で運搬となった里曳きが始まりました。氏子らの熱気とともに盛り上がりをみせています」
氏子:
「いやぁ、楽しいですね」
「(うれしさは)ひとしおですよ。山出しが(曳行が)なかったから」
感染対策として4月の「山出し」は史上初めてトレーラーで御柱を運びましたが、「里曳き」は道が広く距離が短いこともあり、氏子の健康観察などをすることで人力での曳行が叶いました。
先導するのは上社「里曳き」の華「奉納騎馬行列」です。
騎馬行列のメンバーの小学生:
「練習を3カ月くらい結構いっぱいやったので、完璧にできた」
諏訪圏域以外の観光客には観覧自粛を求めたため、観客は少なめでしたが、対策をした上で親戚などをもてなした家もありました。
もてなしをした人:
「いつもはもっと人が多くて、接待で精いっぱい。こんなにのんびり見ることはなかったんです」
待望の人力での曳行に、沿道は熱気に包まれました。
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