関係者が玉串をささげた中央アルプスの開山式=駒ケ根市の駒ケ根キャンプセンター
長野県駒ケ根市の駒ケ根観光協会(会長・伊藤祐三市長)は27日、中央アルプスの開山式を同市の駒ケ根キャンプセンターで開いた。新型コロナウイルス感染防止に配慮し、例年より参加人数を減らして実施。約30人が参列した。神事を行い、山の安全を祈った。
千畳敷の駒ケ岳神社で行う予定だったが、バス路線の雨量規制に伴い駒ケ岳ロープウェイが運休となったため、同キャンプセンターに会場を変更した。参列者は遭難者に黙とうをささげ、伊藤会長ら11人が玉串を奉納。登山シーズンの幕開けを歓迎し、登山者の安全を祈願した。
神事に続き式典を開き、伊藤会長が「国定公園に指定されている中央アルプスは地域の宝として一層大切に磨いていかなければならない」とあいさつした。
今シーズンは中ア宝剣岳と空木岳のほぼ中間に位置し、中ア縦走の拠点になる山小屋「檜尾小屋」が7月にリニューアルオープンする予定。同協会はコロナ禍でのアウトドア観光の需要の高まりと合わせ、山岳観光客の増加を期待している。
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