長野県の確保病床使用率
20日発表の長野県内の新型コロナウイルスの新規感染者は723人、高止まりが続いています。県は、医療提供体制のひっ迫を招く恐れがあるとして全県に「医療警報」を出しました。
長野県・阿部守一知事:
「医療警報を発出します」
県は感染拡大が続けば、医療提供体制のひっ迫を招く恐れがあるとして全県に「医療警報」を出しました。
19日午後8時時点の確保病床使用率は25%。5日連続で「医療警報」発出の目安の25%以上となっています。
長野県・阿部守一知事:
(BA.2への系統へお置き換わりも進み)感染力強くなり、陽性者が増えているので、これまで以上に徹底した対策をお願いしたい」
知事は高齢者や基礎疾患のある人など重症化リスクの高い人を守ることに重点をおき、同居の家族は感染リスクの高い行動を控えることや早期の3回目のワクチン接種を呼びかけました。
当面の目標は確保病床使用率が25%を安定的に下回ることです。
一方、重症者は27日連続で出ておらず、県は社会経済活動をできるだけ維持しながら、感染対策を進めたい考えです。
長野県・阿部守一知事:
「(一段階上の)医療特別警報になると、社会経済活動にブレーキかけて行かないといけない。そうならないように、35%以上にならないよう、県民と共有したい」
長野放送[/MARKOVE]