長野放送
3日午前6時過ぎ、長野市の善光寺本堂で厨子が開かれ「前立本尊」が姿を現わしました。秘仏の本尊の身代わりとされ御開帳の時だけ公開される仏像です。
参拝者:
「感動しました。コロナが早く終息して戦争が無くなって平和になるようお祈りしました」
善光寺の御開帳は数えで7年目ごとに行われ、本来は去年開催する予定でしたが新型コロナの感染拡大を受けて1年延期されていました。
御開帳のシンボルとも言えるのが本堂の前に立つ高さ10メートルの「回向柱」。「前立本尊」と「善の綱」で結ばれ触れると前立本尊に直接触れたのと同じ御利益があるとされ早速長い列が出来ていました。
多くの参拝者が触れるため、ウイルスを抑える効果があるとされる光触媒剤をコーティングしたほか参拝者の間隔を取り柱の前後に手指用の消毒剤を置いています。
回向柱に触れた参拝者:
「最初来るときは心配していたけど消毒とか対策が取られていて安心しました」
感染対策の一環で参拝者を分散させようと御開帳の期間は従来より1ヵ月長い6月29日までの88日間です。2015年の前回は過去最多の707万人が訪れていて感染対策に気を配りつつ地元の経済への波及効果が期待されています。
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