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事故の現場 長野・軽井沢町 2016年
5年前、大学生ら15人が犠牲となった長野県軽井沢町のスキーバス転落事故で業務上過失致死傷の罪に問われているバス会社の社長らの初公判が21日、長野地方裁判所で開かれています。被告の2人は、「事故の可能性を予見はできなかった」などとして無罪を主張しました。
2016年1月15日未明、軽井沢町の国道でスキーツアーの大型バスがカーブを曲がり切れず道路脇に転落し、乗客の大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負いました。
この事故で、都内のバス運行会社「イーエスピー」の社長・高橋美作被告（60）と、当時の運行管理者・荒井強被告（53）が業務上過失致死傷の罪に問われています。
事故で死亡した運転手の男性（当時65）も過失運転致死傷の疑いで書類送検されましたが、被疑者死亡で不起訴となりました。
起訴状などによりますと、2人が「事故を起こす可能性が予見できたのに運転に慣れていない運転手に必要な訓練を怠った」などとしています。
21日午前10時半から長野地方裁判所で初公判が開かれ、被告の2人は「事故の可能性を予見できなかった」などとして無罪を主張しました。
裁判では、会社の安全管理体制や事故の予見可能性が焦点となる見通しです。
初公判は午後も続き、終了後に傍聴した一部の遺族が会見を開く予定です。
長野放送[/MARKOVE]
