長野放送
長野市の善光寺ではあす3日に始まる「御開帳」を前に、秘仏の代わりとされる「前立本尊」を本堂に迎える御遷座式などが行われました。
善光寺大勧進から本堂へと運ばれる厨子。中に納められているのは絶対秘仏のご本尊「一光三尊阿弥陀如来」の代わりとされる「前立本尊」です。3日午前6時の「お朝事」で厨子の開かれ、前立本尊が現れると「御開帳」の開幕です。
御遷座式のあと、きのう建立された境内の回向柱の白い布が外されると、参拝客から拍手が起きました。回向柱は本堂の前立本尊と「善の綱」で結ばれ、ご利益を求めて多く参拝客が触ります。感染対策の一環で、柱は光触媒剤でコーティングされています。
一方、市街地の参道では御開帳を盛り上げるパレードなどが行われました。コロナの影響で1年延期された「御開帳」。街の期待は高まっています。
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