長野市・荻原健司市長(4月25日 定例会見)
長野市の「公園問題」です。子どもの声がうるさいなどの苦情をきっかけに廃止が決まった青木島遊園地。荻原健司市長は25日の定例会見で、遊び場の確保について、5月中旬に市としての案を示す考えを明らかにしました。
原状回復工事(4月17日)
4月末で廃止となる長野市の青木島遊園地。4月17日に更地に戻すための「原状回復工事」が始まり、21日に終了しました。
公園に代わる遊び場はどうなるのかー。
青木島遊園地(4月21日)
25日の定例会見で荻原健司市長は、5月中旬頃には、市としての案を示したいと述べました。
長野市・荻原健司市長:
「一時的に遊び場が無くなるということで大変申し訳なく思います。一方で今まで以上に遊具を設置したり、安全が確保されるよう、再び笑顔が広がるような取り組みに全力をあげたい」
青木島遊園地に隣接する青木島児童センター(4月21日)
一方、公園を利用していた児童センターの子どもたちが、「感謝」を示す模造紙を掲げて記念撮影しようとしたところ、センターを管理する長野市社会福祉協議会の職員が掲示を制止する対応があったことについて、荻原市長は「残念な対応だった」と述べました。
長野市・荻原健司市長(4月25日 定例会見)
長野市・荻原健司市長:
「子どもたちが感謝の気持ちを記した模造紙を掲げて、共に写真を撮るということがなくなってしまったことは私は残念に思っています。私としては冷静にその時の対応を、子どもたちが写真を撮るという対応がいまさらながらできたんじゃないかと思う。(社協には)子どもたち一人一人に寄り添い、より丁寧な子どもたちへの対応を求めたい」
存続を求める声や市の対応への批判なども根強く残っている今回の問題。市は、4月末に地権者に土地を返却します。
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