制服のリユース事業
SDGsです。長野県伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の同窓会が卒業生から制服を回収し、希望する新入生や在校生に無償で譲る「リユース」の取り組みを始めました。
記念撮影する生徒。一緒に写っているのは、高校3年間お世話になった「制服」です。
生徒:
「さみしい思いもあるんですが、誰かのために使ってもらいたいということで協力した」
伊那市の伊那弥生ケ高校。同窓会は卒業生から制服を回収し、希望する新入生や在校生に無償で譲る「リユース事業」に取り組んでいます。
生徒:
「思い出のものでもあるので取っておこうかとも思ったんですけど、そのままずっとクローゼットに入ったままになってしまうかなと。大切に着ていただきたいのと、それ(譲った制服)を着て学校生活を楽しんでほしい」
同窓会によりますと制服は男女ともに5万円ほどかかり、新しいものを買うには経済的負担となることや、卒業後に活用法がなく引き取ってほしいとの声もあったことから始めたということです。
伊那弥生ケ丘高校同窓会・下島典子会長:
「SDGsといわれていますし、日本の衣類廃棄量が膨大な数になっている。思い出のつまった制服を後輩が役に立てられたらとても素敵なこと。『弥生魂』、弥生の心を制服と共につなげていけたら」
7日から回収を始め9日までに6着が寄せられたということです。多くの制服が集まれば、来年度から譲渡を始めたいとしています。
長野放送[/MARKOVE]