飯田お練り祭り「大名行列」(長野県飯田市 2016年)
数えで7年に1度の「飯田お練りまつり」が今月25日に開幕します。まん延防止等重点措置も解除され、目玉の一つ「大名行列」の練習にも熱がこもっています。
「大名行列」の練習(3月7日)
重点措置が明けた7日の夜。住民およそ50人が集まり、初めて路上で「大名行列」の練習を行いました。掛け声に合わせ動きを確認します。
本町三丁目大名行列保存会・福沢勝 保存会長:
「(まん延防止が解除され)まずは一安心。飯田の文化といわれるくらいのお練りですので、私たちはその中の代表するものの一翼になっていますから、日本一の行列を飯田の皆さんに見ていただきたい」
数えで7年に一度開かれる「飯田お練りまつり」(2016年)
数えで7年に一度開かれる「飯田お練りまつり」。300年以上の歴史を持つ伝統ある祭りです。さまざまな団体が踊りなどを披露しながら街を練り歩きます。
江戸時代の参勤交代を再現した「大名行列」
祭りの花形が江戸時代の参勤交代を再現した「大名行列」。
華やかで迫力のある行列は、観光客からも人気となっています。
「大名行列」の練習(3月7日)
大名行列を演じる「本町三丁目大名行列保存会」はコロナのため、これまで人数や場所、時間を制限しながら練習を重ねてきました。
行列の先頭「化粧傘」を務める遠山東太郎さん
今週からは公道を貸し切って本番さながらの練習を行います。行列の先頭「化粧傘」を務める遠山東太郎さん(49)。初の大役を任されました。
「化粧傘」を務める・遠山東太郎さん:
「(公道では)全く感覚も違いまして、当然、緊張もしましたけども、頑張ってやっております」
「大名行列」の練習(3月7日)
人気の大名行列ですが、後継者不足は深刻です。今回、44人の役者のうち、地元の本町三丁目で暮らすのは遠山さんただ1人。責任感を人一倍感じているとともに、コロナで中止されないことを願っています。
「化粧傘」を務める・遠山東太郎さん:
「やるからには精いっぱいやりたいと思いますので、見に来る方が少しでも喜んでもらえれば。へたくそですけども、一生懸命やらせてもらいたい」
飯田お練りまつりは、今月25日から27日まで35の団体が参加する予定です。
奉賛会はこれまで県独自の感染警戒レベルが5以上で中止としていましたが、5の場合でも対策を徹底した上で実施するとしています。
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