事故現場(2015年 長野県佐久市)
2015年、長野県佐久市の横断歩道で当時中学3年生の和田樹生さんが、塾帰りに車にはねられて死亡した事故で、運転していた男が「ひき逃げの罪」で先月、起訴されていたことがわかりました。
起訴された池田忠正被告(49)は、既に脇見運転などの罪で禁錮3年・執行猶予5年の判決が確定しています。
しかし、樹生さんの両親は被告が事故直後の救護義務を果たさなかったとして「ひき逃げ」での捜査を検察に求めていました。
発生から7年の時効を前に検察は、目撃情報などを精査して「ひき逃げ」での起訴に踏み切ったとみられ、両親の執念が実った形です。
樹生さんの母・和田真理さん:
「長く時間がかかってしまったけど、やっと救護義務違反(ひき逃げ)で公判請求されたよと(樹生さんに)伝えて、今後の裁判の行方をしっかりと一緒に見ていってほしいと伝えました」
樹生さんの父・和田善光さん:
「まだ起訴に至ったばかりですので、この後に適切な司法判断がくだされることを願っています」
長野放送[/MARKOVE]