ばらサミットin伊那では伊那市内のバラによるまちづくりの事例発表も計画している=伊那市通り町商店街に咲く早咲きのバラ
長野県伊那市は6月3、4の両日、同市で開く第32回「ばら制定都市会議(ばらサミットin伊那)」の開催内容を公表した。バラによるまちづくりに取り組む全国29加盟市町村のうち16市町村が参加。初日は市内のホテルで伊那市のバラをテーマにした事例発表やサミット宣言、2日目は同市のバラ園「高遠しんわの丘ローズガーデン」などの見学を計画している。
市によると、初日の3日は高遠さくらホテル(高遠町)を会場に午後1時から「ウエルカムイベント」を開催。続く同1時30分からのサミットでは、伊那市でバラづくりに取り組むグループのアルプスバラ会や高遠薔薇会、伸和コントロールズ、伊那まちバラ咲く街角連絡協議会が事例を発表する。その後、次回のサミット開催地を決め、サミット宣言を採択する。午後3時からは高遠しんわの丘ローズガーデンで記念植樹、園内見学、記念撮影を実施。同5時30分から市生涯学習センターいなっせで交流会を行う。
2日目の4日は午前8時30分から市内を巡り、サミットに併せて開催する「伊那バラフェスタ2023」(同実行委員会主催)をはじめ、信州高遠美術館のバラ写真展、バラまつりコンサートなどを見学する。
ばら制定都市会議は、バラを”市町村の花”として制定していたり、バラが広く住民に愛好されたりしている全国の自治体で構成。サミットは毎年加盟自治体を持ち回りで開催している。
伊那市は2017年に加盟が承認され、20年にサミットを開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった。その後昨年5月に大阪府岸和田市で開いたサミットで、今年伊那市で開催することを改めて決定した。
ばらサミットin伊那に併せて開く「伊那バラフェスタ2023」(5月21日~6月24日)では「信州・伊那街道初夏の呑みあるき」(6月3日午後4時~、市内)、「バラのファッションショー」(6月4日午前10時30分~、午後1時30分~、いなっせ)、「高遠しんわの丘ローズガーデンバラまつり」(5月27日~6月18日)、高遠バラぶらり(6月10日、仲町駐車場)などを実施する。
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