祝砲に合わせて万歳する町民 長野・上松町 26日
大相撲初場所で優勝した御嶽海が大関に昇進しました。26日の伝達式で「感謝の気持ちを大切にしたい」と述べた御嶽海。ふるさとも沸いています。
口上の練習か、使者の到着を前に一人つぶやく御嶽海。注目の伝達式では…
大関に昇進・御嶽海(口上):
「謹んでお受けいたします。大関の地位を汚さぬよう、感謝の気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし相撲道にまい進してまいります」
大関に昇進・御嶽海(会見):
「満点です」
御嶽海は初場所13勝2敗で3度目の優勝を果たし、待望の大関昇進を決めました。
信州出身の大関は、現在の東御市生まれの伝説的な力士「雷電」以来、227年ぶりです。
ちなみに20年前、当時小学4年生だった大道久司くん(現・御嶽海)は…
小学4年生の大道久司くん(当時):
「夢はね、相撲の大関。(横綱じゃないの?)うん、大関」
大関に昇進・御嶽海(会見):
「大関が一番強いかなと小学生ながら思っていた。目標が達成できた。夢がかなった」
同席した両親は…。
父・大道春男さん:
「大きな出羽海部屋の皆さんに大きく育てていただきまして感謝しております」
母・マルガリータさん:
「いつもけがをしないように祈っています」
一方、ふるさとの上松町では、26日正午に祝砲が上がりました。
町民:
「うれしいです。今まで散々待った」
「長野県の代表で出てるから、今度は横綱を目指してもらいたい」
商店街では30日まで「冬物半額」などのセールを実施します。
母校の木曽町中学には、伝達式での「自分の持ち味を生かす」のもとになった石碑があります。立行司・28代木村庄之助の言葉で、御嶽海は毎朝、この碑を拭いて稽古に向かったと言います。
当時の相撲部顧問・安藤均さん:
「(自分が伝えた)『感謝』という言葉を含めて、言葉にならないくらいうれしかった」
塩尻市の中国料理店では、御嶽海お気に入りという「山賊焼」の割引も行っています。
店の人:
「2人前をペロッと食べてくださいまして、皆さんが望んでいる横綱になっていただきたい」
高まる期待に御嶽海は…。
大関に昇進・御嶽海(会見):
「ここからがスタートラインと思って臨んでいきたい。皆さんの期待に応えたい」
春場所は3月13日、大阪で初日を迎えます。
長野放送[/MARKOVE]