長野放送
5日、長野県内で発表された新型コロナの新規感染者は26人。約3カ月半ぶりに20人以上となりました。このうち、長野市では、宿泊を伴う集まりで「集団感染」とみられるケースが発生しました。また、県は、これまでの感染者のうち、2人が「オミクロン株」の疑いがあると発表しました。確定すれば、県内で初めてです。
長野県・阿部守一知事:
「オミクロン株に感染している可能性がある」
県は、4日までに発表した県内の感染者のうち2人がオミクロン株の疑いがあることを明らかにしました。
L452Rのスクリーニング検査の結果「陰性」でデルタ株でないことから、信州大学の検査機関でゲノム解析を行っています。早ければ、6日の夜にも結果が判明するということです。
2人は入院していて、「直ちに感染が広がる状況ではない」としています。
長野県・阿部守一知事:
「オミクロン株陽性者が県内で確認されたとしても、基本的な対策の徹底を」
一方、5日、県内で発表された新規感染者は10歳未満から80代までの26人です。長野市5人、佐久市、白馬村で4人、県外居住者の感染も7人確認されました。
長野市では「集団感染」とみられるケースが発生しました。
長野市保健所・小林良清所長:
「長野市内で宿泊を伴う30人規模の集まりがあり、今回の6人は参加者」
長野市が発表した感染者は兵庫、大阪に住む10代から20代の男女6人です。12月下旬に長野市内で宿泊を伴う30人規模の集まりに参加していました。
このほか、県外の自治体で2人の感染も確認されています。
市は感染が広がった原因について、参加者の中に発熱やのどの痛みなどの症状があった人がいたことや、マスクを外しての食事や会話があったことをあげています。
長野市保健所・小林良清所長:
「職場であれ、集まりであれ、(マスクを外したら)会話はしない、他の人とできるだけ距離を置く、どんな場面でも徹底を」
県内でも年末年始から感染者が急拡大。20人以上の発表は、去年の9月19日以来、およそ3カ月半ぶりです。
累計は9024人。療養中は85人でこのうち中等症は15人、重症はいません。
一方、県は新規感染者数が増加している長野圏域と北アルプス圏域について、感染警戒レベルを「2」に引き上げ、「注意報」を出しました。
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