ドーム船でワカサギ釣りを楽しむ釣り人たち
諏訪湖のワカサギ釣りがにぎわいを見せている。今季は「ワカサギが相当いる」と話題で、例年以上の釣果が出ている。温かい室内で穴釣り風情が味わえるドーム船では、長野県内外から集まった老若男女が糸を垂らし、小さな当たりと交流を楽しんでいる。
水温が下がるほど、魚の活性が高まり、釣果が安定すると言われるワカサギ釣り。17日の諏訪湖の水温は4度で、いよいよ最盛期を迎えた。岡谷市湊の「民宿みなと」では、新型コロナ対策で通常の半分に減らした定員いっぱいの釣り客でにぎわっていた。
重りが湖底についた途端にさお先が震える入れ食い状態が続いたかと思えば、しばらく当たりがない時間帯も。3時間で約270匹釣った阿形健二さん(75)=静岡県御前崎市=は「諏訪湖の魚を全部釣っちゃうからね」と語り、顔なじみの釣り客やスタッフと会話を楽しんでいた。
1日で2000匹近く釣り上げた人もいたという。中澤滋専務は「ワカサギのご機嫌次第で釣果は変わりますが、お子さんでも100匹を狙えます。家族連れをはじめ、多くの皆さんに諏訪湖のワカサギ釣りを楽しんでほしい」と話している。
諏訪湖釣舟組合の加盟店が運営するドーム船の釣りは、午前7時から午後3時まで楽しめる。
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