「狭いけれど人気の店」
特集は「狭いけれど人気の店」。訳あってスペースは狭いものの、その珍しさや雰囲気から人気となっている2つの店を取材しました。
玉子かき揚げそば
JR塩尻駅の2階にある待合室には、駅そばの店「桔梗」が併設されています。一番人気は大きなかき揚げが乗った「玉子かき揚げそば」。
客:
「おいしいです、大好きです」
駅そばの店「桔梗」(JR塩尻駅2階の待合室側)
駅そばの店「桔梗」・村山芳子さん:
「コシがあるって皆さんおっしゃる。水も木曽から来てるからおいしいと」
営業して20年以上になりますが、実は「あること」でその界隈では有名な店です。
改札内にもカウンター
「桔梗」は厨房をはさんで改札を抜けた先にもカウンターがあり、そちらのスペースが「日本一狭い駅そばの店」と呼ばれているのです。
(記者リポート)
「日本一狭いそば屋さんといわれている入り口はおよそ50センチと、大人の男性1人でもなかなか窮屈な入り口となっています」
中に入ってみると、スペースの幅はおよそ1メートル50センチ、奥行は60センチほど。大人2人でいっぱいになります。
「日本一狭い駅そばの店」と言われている
数年前から「日本一狭い」とインターネット上で紹介され、最近、テレビ番組でも取り上げられたことから認知度が上昇しました。
駅そばの店「桔梗」・村山芳子さん:
「並んでもここで食べたいってお客さんが結構、いらっしゃる。多いときは20人以上、連休とか祝日なんかは」
当初、5、6人は入れる広さでしたが、2002年にホームと改札階をつなぐエレベーターが設置され、その際、スペースが削られたということです。
NBS長野放送
客(東京から):
「(雑誌で)日本一狭い駅そばがあるって、でもおいしいって書いてあったので。(狭さは)気にならない、おそばがおいしいし」
客(埼玉から):
「1人、2人は入るくらいの狭さで、他ではなかなかないので新鮮な感じで、空いていれば個室感があってそこがまた良かった」
NBS長野放送
コロナの感染拡大で去年は半年ほど狭いスペースを閉めていましたが、現在は利用を1人に限って再開しており、店側は引き続き多くの人に利用してもらえればとしています。
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