多様性が尊重される社会の実現を目指している駒ケ根市。性の多様性への理解を広げ、生きづらさや偏見、差別などを解消していく目的で同制度の導入を計画した。婚姻や相続、税金の控除といった法的な効力は持たないが「2人の思いを尊重し、市として応援するもの」としている。
宣誓には▽成年に達している▽少なくとも1人が駒ケ根市民▽配偶者がいない▽宣誓者以外の人とパートナーシップの関係にない▽宣誓者同士の関係が近親者ではない―の全てに該当する必要がある。市役所で宣誓したカップルには宣誓書受領証と受領カードを交付し、市内では市営住宅の入居要件にも加える。
市は来年1月に同制度案のパブリックコメント(意見公募)を実施し、4月1日からの導入に向け準備を進める。[/MARKOVE]