長野市の自動車販売店(2022年5月撮影)
自動車の販売名目で客5人から合わせて1678万円をだましとったとして詐欺の罪に問われている長野市の販売店元社長の裁判で、検察は懲役5年を求刑しました。
長野市の自動車販売店「デュナミス・レーシング」の元社長・小谷徹被告(64)は、自動車販売の名目で客の男女5人から合わせて1678万円をだましとったとして、詐欺の罪に問われています。
2月の初公判で小谷被告は「間違いありません」と起訴内容を認めていました。
6月1日の裁判で検察側は、「もっともらしい誘い文句で大金を支払わせ、顧客の信頼を裏切る悪質な犯行。被害を受けた客は数十人、被害総額は数億円に上る」とし、懲役5年を求刑しました。
一方、弁護側は「コロナ禍や脳梗塞で倒れたことで一気に経営状態が悪化してしまい、被告人にとっては不運な状況だった」とし、執行猶予つきの判決を求めました。
判決は6月12日に言い渡されます。
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