観光客でにぎわう「もみじのトンネル」=11月2日、長野県箕輪町
紅葉の名所として知られる長野県箕輪町長岡の箕輪ダム「もみじ湖」の今季来場者が、初めて10万人を突破した。箕輪町のまとめで分かった。19日現在の来場者は10万4950人で、昨季より約3万6000人多い。町では、メディアでの紹介やSNS(インターネット交流サイト)での発信―などが、過去最多となる来場者につながったと考える。
町によると、2018年から毎年、行楽期の来場者を調査している。今年も”映え”スポットである「もみじのトンネル」入り口にカウンターを置き、10月23日から来場者を調べ始めたところ、11月14日に10万人を突破。にぎわいのピークは6、7日で、それぞれ一日に約1万3000人の観光客が訪れたという。
もみじ湖は約1万3000本のモミジが植わる。昨年は国内旅行情報サイト「じゃらんnet」の全国のおすすめ紅葉スポットランキングで初めて1位に選ばれたのを契機に、これまで約3万人を推移していた来場者が6万8500人に増加。今年も同ランキングで1位となり、全国的な知名度は高まっている。
町関係者は「予想を上回るにぎわいに驚いている。今年は初めて導入した観光ボランティアガイドも好評だったので、来年度以降も力を入れたい」と意気込む。一方、県道諏訪箕輪線の交通渋滞については「引き続き道路改良を県に要望していきたい。観光客の声なども参考に対策を進めていければ」と話している。
[/MARKOVE]