長野放送
高校生が腕比べです。戸隠そばを打つ長野県の高校生と越前そばを打つ福井県の高校生が交流しました。共に大会では全国上位に入る腕前、良い刺激となったようです。
「ぼっち盛り」と呼ばれる独特な盛り付け。「戸隠そば」です。
一方、こちらはたっぷりの大根おろしと削り節が乗った「越前おろしそば」。福井県のソウルフードの一つです。
全国的にも人気の高い2つのそば。
30日、「高校生職人」の腕比べが行われました。
戸隠そばを打っているのは長野吉田高校戸隠分校のそば部の生徒。
それを真剣な表情で見つめるのは福井県の啓新高校そば部の生徒です。
互いに地元のそば打ちを学んでいて、2022年8月の高校生のそば打ち大会では戸隠分校が準優勝、啓新高校が3位に入るなど強豪校同士です。
今回、それぞれの技術を学びたいと戸隠分校で初めての交流会が開かれました。
盛り方や食べ方はもちろんですが、一番の違いは打ち方。
戸隠そばは一本の棒を使い丸く生地を伸ばしていく「一本棒丸のし」です。
一方、越前そばは基本的に2本の長さの違う棒を使って四角く伸ばしていく「角のし」です。
啓新高校 そば部:
「真ん中、多めに(力かけて)」
長野吉田高校 戸隠分校 そば部:
「丸のし真ん中、絶対、触っちゃダメなので新鮮」
互いに打ち方を学び合います。
長野吉田高校 戸隠分校 そば部:
「勉強になりました。夏の大会までには勝てるように頑張りたいと思う」
啓新高校 そば部:
「リズム感がまずいいのと『丸のし』を見たことがなかったので、迫力がすごくてびっくりしました」
互いの打ち方を学んだ2校のそば部。
今年8月の全国大会でも両校ともに良い成績を残したいと話していました。
さて、気になる味は?
啓新高校が日帰りで時間がないため、それぞれ自宅に持ち帰って食べるということです。
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