パラグライダーの機材を担いでゲレンデの斜面を登っていく選手たち=富士見パノラマリゾート
山登りとパラグライダーを組み合わせた競技大会「富士見バーティカル&フライ」が24日、長野県富士見町の入笠エリアで開かれた。麓から入笠山山頂まで高低差1000メートル、約6.4キロを駆け登り、降下するレースで、全国各地から25人が出場。パラグライダーの機材を担いで急斜面を登っていく鉄人たちに、観光客や登山客らも声援を送った。
JMB富士見パノラマ・パラグライダースクールが主催し、欧州の大レースにも参戦した扇沢郁さんらトップ選手も出場した。選手たちは麓の富士見パノラマリゾートをスタート。ゲレンデ斜面を一気に駆け登った。トップ集団は30分ほどでゴンドラ山頂駅下を通過。入笠山山頂(1955メートル)を目指して力強く足を動かした。
山登りでの負担を少しでも減らすため、背負う機材を軽量にする選手が多いが、それでも重さ7~8キロはあるといい、中には14キロを担いで登る女性選手もいた。入笠山山頂を折り返すと、今度はパラグライダーの離陸地点まで下りのレースに。風の状況を見ながらテークオフし、チェックポイントを通過してから着地した。
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