資料
長野県のまとめによりますと、新型コロナウイルスの第5波の感染者は、第4波の時より入院期間が平均して3日短く、重症化する高齢者の割合も大幅に減少したことがわかりました。
県が第4波に感染した1257人と第5波で感染した805人を比較したところ、入院期間の平均は、第4波の人が11日であるのに対し、第5波の人は3日短い8日であることがわかりました。
第5波では、ワクチン接種が進んだことで高齢の感染者が大幅に減ったことが要因とみられます。
60代以上の感染者の割合は第4波で約半数でしたが、第5波では18%に留まりました。
また、感染した高齢者の中等症、重症の割合も減っていて、ワクチンで重症化が予防されているとみています。
一方、第5波ではネーザルハイフローや抗体カクテル療法など適切な治療により入院期間が短縮し、宿泊療養施設や自宅療養に切り替える人が2割程度いたということです。
県は、「第5波では感染者が増加する一方、入院日数が減ったことで病床のひっ迫を回避できた。今後、若い世代にもワクチン接種が進むよう対策を進めたい」としています。
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