初公判の法廷 2日
2020年9月に長野県上田市の路上で男性が頭を殴られて死亡した事件で、傷害致死の罪に問われている男の初公判が2日に開かれ、男は起訴内容を否認しました。
上田市の久保田信次被告(43)は、2020年9月、上田市の飲食店で店にいた男性(当時50歳)らとけんかになった際、店の外の路上で男性の頭を殴り、その場に転ばせて後頭部を路面に打ち付けさせ、低酸素脳症で死亡させた傷害致死の罪に問われています。
長野地方裁判所で開かれた2日の初公判で検察側は、被告が新型コロナに関する中傷をしたことが原因で男性と口論・けんかとなったとし、「従業員などが間に入ったが、被告が制止を振り切り殴った」などと指摘しました。
それに対し、久保田被告は「被害者に殴りかかられそうになり、自分の体を守ろうと振り上げた右手が当たった」などと述べ起訴内容を否認しました。
弁護側は「被告の手が当たったことと、男性の死に因果関係はない」などとし、正当防衛にあたるとして無罪を主張しました。
判決は今月16日に言い渡されます。
長野放送[/MARKOVE]