長野放送 資料 南アルプス
週末の長野県内で登山者の遭難が相次ぎました。
北アルプスでは10日午前7時前、昨夜宿泊した山小屋を出て三俣蓮華岳を目指していた埼玉県川口市の60歳の会社員の男性が湯俣川沿いの登山道から滑落しました。男性は午前10時過ぎに長野県警のヘリコプターで救助され松本市内の病院に搬送されましたが正午前、死亡が確認されました。
八ヶ岳連峰ではきのう、長野県富士見町の61歳の会社員の男性が日帰りの予定で入山しましたが夜になっても戻らず、家族が警察に届け出ました。10日早朝からの捜索で阿弥陀岳の登山口で男性の乗用車が見つかりましたが男性本人は見つからずあす11日朝から捜索を再開します。
南アルプスではきのう、大鹿村の鳥倉登山口から日帰りの予定で小河内岳に向かったと見られる静岡市の76歳の自営業の男性が帰らず、夜になって家族が警察に届け出ました。警察がけさから捜索し午前11時前に男性を登山道で発見し救助しました。男性は疲労しているものの自力で下山出来る状態でけがもありませんでした。
南アルプスの鋸岳では伊那市の登山口から入山した茨城県高萩市の72歳の無職の男性が今月2日を最後に連絡が取れなくなり、きのう午後家族が警察に届け出ました。長野県警のヘリコプターが10日朝から捜索を続けましたが発見に至りませんでした。
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